「地獄に虹がかかる」
一昨日、午前中に本部で会議があり、昼に終わったのでその足でサテライトギャラリーに行って、石場さんと中山さんの展示をみた。
石場さんとはこれまでいろいろたくさん話してきたけど、中山さんとはそんなに話したことがなかった。
中山さんの作品は、秋に学食二階で観たことがあったけど、どうやって観たらいいのかわからなかった。ただ、ポートフォリオをめくってみて、中山さんの作品のタイトルは、どれも語感が軽やかでかっこいいなと思った。
一昨日観にいった展示でも、タイトルがすごく気になった。「地獄に虹がかかる」という作品のタイトルが特に気になった。
「地獄に虹をかける」でも「地獄にかかっている虹」でもなくて、「地獄に虹がかかる」。このタイトルに決めたのはなぜなのか、とても気になった。
中山さんの作品タイトルをみていると、なんとなくCDにして売れば良いのにと思ってしまう。
主語がだれなのか、どこからの視点なのかわからない。それがぐっときて気になるんだと思う。
なんでCDにすればいいのにと思ったんだろうと、いろいろ考えてたら初期のthee michelle gun elephantが浮かんできた。
初期のミッシェル、主語や視点がぼんやりしててすごく好きです。「さっきまでがアタマの中ではねた」とか、「じめる うなだれ つまさきで」とか。
なんか、勝手に色んなことがつながったように思えて、勝手に腑に落ちて、うれしくなっています。
展覧会に行って、作家と話して、こういう小さなブレイクスルーがぽつぽつと起こるのがとてもたのしい。たまにどしゃぶりになるときもあるけど、それはもっとたのしくてうれしい。
もっとブレイクスルーがたくさん起きて、びしょびしょでびたびたになるくらいどしゃぶりの雨を浴びたいです。(でもずっと浴びてると風邪引いて体力が弱るから、休み休みにしておこう。)